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千葉滋研究室の紹介

所在地: 東京大学 本郷キャンパス http://www.csg.ci.u-tokyo.ac.jp/

当研究室はコンピュータ・ソフトウェアの研究室です。ソフトウェアといっても幅広いのですが、その中でも特に基盤的 (core) なソフトウェアに重点を置いています。

研究内容に関連する具体的なキーワードを並べると

などとなります。アプリケーション、つまり応用ソフトウエアに関すること以外は何でも、というところです。おもしろい便利な応用ソフトウェアを生み出すためには、裏方的に働く高度なソフトウェア群が必要なのですが、そのようなソフトウェアを研究しています。

基盤的なソフトウェアの研究というと地味な印象もありますが、ソフトウェアを扱っている限り、どこへ行っても必要な技術・知識なので、卒業後も自分のキャリアに生かしやすいと思います。将来にわたって中々色あせないのも特徴です(それだけ進歩がゆっくりだ、ともいえますが)。研究室の卒業生は、研究者になったり技術者になったり、色々です。卒業後に新しく取り組む仕事も色々で、研究室でのテーマと異なることがほとんどですが、研究室での活動が仕事をする上での土台になっている、役に立っている、と言ってもらえています。

よい基盤的なソフトウェアは息が長いのが特徴です。例えば当研究室で 10 年以上前に研究開発されたソフトウェア Javassist は、今でも世界中で広く使われており、改良が加えられています。近年のソフトウェア開発では、プログラマが書いたプログラムをそのままコンパイルして実行するとは限らず、しばしば色々な付加機能を自動的にプログラムに組み込んでから実行します。Javassist は Java 言語向けに、そのようなプログラムの自動書き換えを支援するソフトウェアです。開発当初は先端的な研究でしたが、今でも研究は終わったものの、実用上なくてはならないソフトウェアとして他の基盤ソフトウェアに組み込まれて使われています。Javassist のような長く使われるソフトウェアや技術を生み出していくのが研究室の目標です。

研究室の目標

学生の顔が外から見える研究室

研究室のメンバーには、外部の人から、千葉研の学生さん、ではなく、東大の○○(あなたの名前です)さん、と個人の名前で覚えてもらえるように活動してほしいと思います。 個人の名前を覚えてもらえる理由が、優秀な若手研究者であるからでも、有名なオープンソースソフトウェアの作者であるからでも、あるいは単なる××であるからでも、なんであってもかまいませんが、 研究室の1メンバーとして埋没してしまわずに、個人として名前が売れるようになってほしいと考えます。

内外の他研究室との交流

研究室の中に閉じこもってしまわないで、専攻の他研究室とも積極的に交流することを奨励してゆきたいと思います。 また東大の中だけにとどまらず、 国内外の研究グループとも交流してゆくことも目標です。 昔の学生さんの中には、研究のために欧州の研究所に(滞在費は先方持ちで)1ヶ月ほど行ってきてもらった人もいます。

Real productsの重視

大学での研究というと、第1義的には、世界中の人に読まれるような論文を書くことが目標になりますが、 実際に役に立つソフトウェアを開発し、リリースしてゆくことも重視したいと考えています。単なるものまねや、アイデアのないソフトウェアでは困りますが、 個性あるソフトウェアの開発は評価してゆきたいと思います。

研究室紹介関連ページ

大学院受験予定の方へ

先進的なソフトウェアに興味があって研究したいと考えている方を当研究室は歓迎します。 具体的な研究テーマは実際に所属してから学生さんの興味を聞きながら決めるようにしており、基本的には幅広い研究テーマに対応するようにしています。 とはいえ、さすがに何でも、というわけにはいきません。 もし、その辺りのことなどを事前に相談したい方は、創造情報学専攻の説明会の他、研究室見学・相談は随時受け付けていますので、メールでご連絡下さい。 こちらの要望は、あくまで本研究室はソフトウェアの研究室ですので、プログラミングが好きで興味を持っている人であって欲しいということだけです (ある程度の基礎力があれば、得意である必要はありません)。 その辺りのことなども、必要であればご相談に応じます。 なお、受験に関する情報や資料については、当該専攻の Web ページをご覧下さい。